アメリカ合衆国大統領ドナルド・トランプは、2026年3月26日に閣議を開催し、最新のイラン情勢に関する声明を行った。トランプは、米軍がイランの海空軍とミサイル施設をほぼ完全に破壊し、軍事作戦は予想を大きく上回る進展を見せていると述べた。彼はまた、イランが現在「協議を求めている」状態にあり、交渉が順調に進めばホルムズ海峡の再開も見込めると示唆した。さらに、現状の戦闘が株式市場や原油価格に与える影響は当初の予想ほど深刻ではないと強調した。
(前提情報:ブルームバーグ報道によると、イランはホルムズ海峡の商船に「通行料」を徴収し始めており、暗号通貨での支払いも可能、1回あたり最大200万ドル)
(背景補足:イランは米国の15項目の停戦提案を拒否し、「5大条件」の停火要求を提示している。内容は戦争賠償請求とホルムズ海峡の主権掌握)
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アメリカ合衆国大統領ドナルド・トランプは、2026年3月26日に閣議を開催し、ライブ配信を通じてイランに対する軍事行動の進展、潜在的な外交合意、そして世界経済への影響について説明した。
President Trump Participates in a Cabinet Meeting, Mar. 26, 2026 https://t.co/Qlu4FL74JB
— The White House (@WhiteHouse) March 26, 2026
現状の戦況について、トランプは高く評価した。彼は、米軍がイランの軍事能力を大きく弱体化させたとし、「イラン海軍と空軍を完全に破壊し、多くのミサイルと発射装置、関連施設の90%を破壊した」と述べた。特に、イランが今後雷撃能力を失ったことを強調し、全体の軍事作戦の進行は「最初に発表された4〜6週間のスケジュールを大きく上回っている」と述べた。
しかし、彼は厳しく警告し、イランが協議を拒否すれば、引き続き米軍の激しい攻撃に直面することになると述べた。
軍事手段が強硬な一方で、外交交渉の扉はすでに開かれているようだ。トランプは会議中、イランは「協議を求めている(begging to make a deal)」と何度も言及し、米国側からの一方的な求めではないと示した。彼は、イランに対する軍事行動は「まもなく終わる」と予測し、「正しい合意」を達成し、世界の重要なエネルギー通路であるホルムズ海峡を再開させることを目標と再確認した。
トランプは、米国は交渉の準備ができていると強調したが、実際に合意に達するかどうかは不確かであり、イランが「真剣な」態度を示す必要があるとした。
トランプは、このイラン戦争をNATO(北大西洋条約機構)に対する「試練」と表現し、警告を込めて「今回の衝突でNATOの対応を覚えておく」と述べた。
経済や市場の反応について、トランプは投資家の懸念を和らげようと努めた。彼は、戦闘による株式市場の激しい変動を予想していたが、現状では株価や原油価格の下落は「それほど深刻ではない」と述べた。ホルムズ海峡の再開が成功すれば、世界のエネルギー供給の緊張緩和に寄与すると強調した。最後に、米軍の軍事行動はイランがイスラエルや地域諸国、米国に対して核兵器を使用する潜在的脅威を阻止したと再確認した。