スヌープ・ドッグのNFT「ギフト」が30分で完売　NFT市場に起死回生の兆し？

ラッパーのスヌープ・ドッグがTelegram上で約100万個のNFTを30分で売り切った。売上は1200万ドル。ヤバい。

何が起きた？

スヌープがTONブロックチェーン上で「ギフト」というNFTコレクションをリリース。アニメーション画像で、プロフィールに表示したり、Telegramの内部通貨「Stars」に換金できるやつだ。コレクションには懐かしい車、マリファナ関連グッズ、デジタルペット、その他いろいろが含まれている。

テレグラムのパベル・デュロフCEOは「21日後にセカンダリマーケットが開く。クレイジーなことになる」とポストしていた。

NFT市場の絶望感

ここ数ヶ月、NFT市場はマジで苦しかった：

• 2025年Q1：NFT取引高が61%暴落し15億ドルまで低下（前年同期：41億ドル）
• 直近30日：売上が41%ダウンして4億ドルを超える水準
• 取引件数：55%以上減少

「NFTは死んだ」ってムードが漂ってた。そこへこのスヌープの一撃。

これって本当に復活のサイン？

TONのNFT責任者・Zenithは慎重だ。「スヌープの成功が新しいNFTナラティブの始まりかもしれないし、テクニカル的には何も意味しないかもしれない」と指摘。

ただし、Telegramギフトの最大の特徴はプロフィール上での表示性と実用性。これが他のNFTと違う点だと見ている。

「有名ブランドやWeb3のIPもこうしたギフトを出したくなるかもね。でも実際にやるかは…まあ、予想するのは好きだけど」と述べている。

スヌープはNFT界のベテラン

実はスヌープ、NFト界では古参だ：

• 2023年6月：「Snoop Dogg Passport」をローンチ。バックステージ動画などのコンテンツへのアクセス権を提供
• 2022年2月：メタバース「The Sandbox」とのコラボで「Doggies」コレクションをリリース

今回のテレグラムコラボが、市場を目覚めさせるきっかけになるか。市場は注視している。