Stream FinanceのxUSD、わずか3日で90%暴落した件を振り返る

2025年11月初旬、DeFi界隈でまた一つ事故が起きた。Stream Financeが発行するxUSDが、11月3日の$1.26から5日には$0.13まで急降下。ステーブルコインとは名ばかりの展開になってしまった。

何が起きたのか？価格チャートを見ると、最初は$1を上回る過熱状態だったのが、突如として信頼が崩壊。たった数日で価値の9割が消し飛ぶという、典型的なデペッグ（脱ペッグ）パターンを描いている。

この手のアルゴリズム型ステーブルコインは、担保の仕組みや流動性設計に穴があると一気に崩れる。今回のケースも、何らかのトリガーで売り圧力が集中し、ペッグ維持メカニズムが機能不全に陥ったとみられる。

改めて思い知らされるのは、「ステーブル」という名前がついていても、その安定性は保証されていないということ。特に新興プロジェクトのステーブルコインには、常にこうしたリスクが潜んでいる。