POLの評価キャップについて、少し違った視点で話したいと思います。

多くの人がまだ従来のL2の基準でそれを評価していますが、これは根本的に間違っているかもしれません。POLの現在のプレイスタイルは、Layer2の領域で性能を争ったり、TVLを競ったりする論理ではありません。彼らがやっていることは、よりグローバルなデジタルインフラストラクチャを構築することに似ています。

**市場のスペース：暗号業界だけのビジネスではない**

POLの価値捕獲メカニズムは、これまでのどのL2トークンとも異なります。ZK技術による確実性、CDKツールキットの爆発的な可能性、AggLayerによって実現されるクロスチェーンの統一性――この3つの組み合わせは、既存の暗号ユーザーではなく、デジタル経済全体の決済層を狙っています。

だから私は、POLを測るためにTVLを使うのはもう時代遅れだと思います。見なければならないのはTAM（総潜在市場規模）です。CDKが本当にRWAセグメントと伝統的な決済大手のシェアを奪った場合、この市場のスペースは直接100億から1兆の規模に跳ね上がります。これは夢物語ではなく、明確な可能性の道筋です。

**評価ロジック：アルゴリズムを変更する必要があります**

従来のL1およびL2プロジェクトの評価方法は、PS比率（時価総額を手数料収入で割ったもの）またはMV/TVLに過ぎません。しかし、POLはより成熟した方向に進んでいます——P/E評価モデルに近づいています。

何を意味するのか？それはもはや「どれだけのお金がロックされているか」によって評価されるのではなく、実際に生み出される経済的利益と収益性を見なければならないということです。これは投機的資産から価値資産への転換の信号です。

この道が通れば、POLの時価総額のターゲットは他のブロックチェーンではなく、1兆ドル規模の伝統的インフラの巨人たちになります。