ポーランドのビットコインコミュニティが議員に書籍を贈る：「まずビットコインを理解してから規制を議論しよう」

【暗号界】ポーランドのビットコイン愛好者たちが大きな動きを見せた——全国の560人の議員一人ひとりに『ビットコインスタンダード』を寄贈するクラウドファンディングを実施。狙いは明確：ルールを作る人たちに、少なくともビットコインとは何かを理解してもらいたい。

タイミングも絶妙だ。ポーランドは現在、EUのMiCA（暗号資産市場規制法案）の施行を進めている最中だ。しかし、問題もある。このバージョンは業界から「過剰な規制が盛り込まれすぎている」と批判されており、標準よりも厳しい内容になっている。多くの暗号企業はすでに撤退を検討している。

各書籍には招待状も同封されており、「議員の皆さん、ちょっと話しませんか？」というメッセージが込められている。議会はこの問題について議論を始める準備をしており、大統領も拒否権を行使する可能性がある。コミュニティの態度は明確だ——規制は必要だが、その前に「何を規制しているのか」を理解してもらう必要がある。