最近の相場は本当に人を麻痺させるほどの動きです。下落？慌てる。上昇？信じられない。横ばい？さらに混乱。ですが冷静になって気付くことがあります。それは、市場の「痛み」が鈍くなっているということです。

今日の恐怖指数は24。一般的には、恐怖が深まると連続的な大暴落が伴うはずですが、実際はどうでしょうか？ビットコインは新たな安値を割っておらず、イーサリアムも踏み踏み売りのような急落は見られません。下落の速度は遅くなり、反発はますます速くなり、波動は頻繁でも致命的ではありません。

これは何を意味しているのでしょうか？

市場は麻痺し始めています。感情的な売り圧力はほぼ消化されており、空売りの忍耐も尽きてきています。一方、買い手は恐怖に駆られることなく、低位で資金を集め始めています。

さらに重要な点：この数日の陰線の背後には、新たなネガティブなニュースはありません。純粋に感情による売り崩しの相場ですが、これが崩れなくなると、自然と調整・安定・反発の段階に入ります。

相場が長引けば長引くほど、反転は近づいています。もし今もなお、参入すべきか迷っているなら、次のことをよく考えてください。真の利益を得るチャンスは、決して快適なときに訪れるわけではありません。快適なのは天井付近であり、苦しいのは底です。

今の市場の状態は何でしょうか？

楽観でも熱狂でもなく、信仰の後押しでもありません。ただ四つの言葉で表すと、「下げ止まった」です。

これはどんなテクニカル指標よりも真実味があり、ローソク足チャートよりも説得力があります。大きなトレンドは変わっておらず、買い側の方向性も変わっていません。ただ、市場は蓄積された感情を解放し、浮動株を洗い流し、次のステージへ進もうとしているのです。

だから私は依然として上昇を見ています。上昇のタイミングは今日明日ではないかもしれませんが、今握っているのは、むしろ他の人が持ちたがらないポジションです。

覚えておいてください：底は「見た目が底に見えない場所」ではなく、「みんなが底だと思わない場所」です。落ち着いて、慌てないこと。これを乗り越えられる人だけが、次の波で本当の利益を掴めるのです。