デジタルアイデンティティプラットフォームのTransCryptsがPantera Capitalから1500万ドルの資金調達を獲得、既に400万人のユーザーにサービスを提供

【暗号界】TransCryptsは最近、1500万ドルのシードラウンド資金調達を完了しました。リードインベスターはPantera Capitalです。

この会社は何をしているのか？簡単に言えば、ブロックチェーン技術を用いて人々の個人データを安全に保存・検証するプラットフォームを提供しています。履歴書や医療記録などの敏感な情報も、彼らの暗号化インフラを通じて管理可能です。現在、400万人以上のユーザーと450社の企業顧客にサービスを提供しています。

共同創業者のZain ZaidiとAli Zaheerの考えは明確です：誰もが自分のアイデンティティデータを本当にコントロールできるようにすること。情報を中央集権的なプラットフォームに預けるのではなく、ユーザー自身が管理・決定する仕組みです。

このプロジェクトはすでに9か国で展開されており、医療データ分野の規制基準であるHIPAA認証も取得しています。実用的なシナリオとして、難民の医療データ管理を支援しており、これまでに12万人の生活改善に寄与しています。同時に、同プロジェクトは収益も生み出しています。

デジタルアイデンティティの分野は長らく議論されていますが、規制、技術、商業化をうまく融合させているプロジェクトは多くありません。今回の資金調達は、この分野の長期的な価値に対する資本の期待を示しています。