下降ウェッジで稼ぐ - トレーダーが知るべきすべて

下降ウェッジはチャートパターンの中で最も信頼性が高いシグナルの一つだ。売り圧力が弱まって、買い手が戻ってくるサインだから、うまく使えば短期でかなり稼げる。

ウェッジの正体は何か

シンプルに言うと、価格が狭くなってくる三角形みたいなパターン。上の抵抗ラインと下のサポートラインが徐々に近づいていく。この圧力が溜まった状態で、価格が上に抜けると大きく動く。

見分けるポイント:

• 高値が2回以上、少しずつ下がっている
• 安値も2回以上、少しずつ下がっている
• ボリュームが減少している（これが重要）
• 上のラインの方が下のラインより傾斜が急

実戦トレード手順

ステップ1: パターンを見つける

1時間足や4時間足でウェッジを探す。長いほど信頼性が高い。必ず2本のトレンドラインが収束していることを確認。

ステップ2: ブレイクアウトを待つ

ここが最重要。価格が上のラインをボリュームと共に突破するまで待つ。偽ブレイクは多いから、焦らない。

ステップ3: 利益目標を計算

目標価格 = ブレイクアウト価格 + ウェッジの高さ

ウェッジの高さ = パターン開始時の上下ラインの距離

ステップ4: 損切りを設定

ウェッジの最も低いポイントのすぐ下に損切り。これ以上下がったらパターン失敗と判定。

ステップ5: ポジションを取る

ブレイクアウトのローソク足が確定したら、ロングエントリー。ボリューム増加を必ず確認。

3つの取引戦略

A. ブレイクアウトトレード（推奨・安全）

• 上抵抗を上に抜けた後にエントリー
• ボリュームスパイクで確認
• 勝率：70-75%
• リスク：小さい

B. 先読みトレード（積極的・危険）

• 下サポート付近で事前にエントリー
• ブレイクアウト前に利益を狙う
• 勝率：60-65%
• リスク：大きい（偽ブレイク多い）

C. リテストトレード（バランス型）

• ブレイクアウト後、ラインまで戻ってきた時にエントリー
• そのラインが新たなサポートになる
• 勝率：65-70%
• リスク：中程度

補助インディケーター

1. ボリューム: パターン形成中は減少、ブレイクアウト時にスパイク → これなしは偽シグナル
2. RSI: 強気ダイバージェンス（価格は安値、RSIは高い）= 反転シグナル
3. MACD: 強気クロスオーバー = 勢い確認
4. 移動平均: 50-EMA や 200-EMA を上に抜けたら強気

リアル例

BTC/USDT 1時間足:

1. 101,100ドルで下降ウェッジが形成開始
2. 3時間かけて圧力が高まる（ボリューム減少）
3. 101,300ドルで上抵抗を強気のローソク足で突破 → エントリー
4. ウェッジの高さが500ドル（パターン開始時の100,800ドル～101,300ドル）
5. 目標：101,300ドル + 500ドル = 101,800ドル
6. 損切り：100,750ドル（ウェッジ最低点の下）
7. リスク・リワード比：1:2（最高）

やってはいけないこと

❌ 早すぎるエントリー - ローソク足が確定するまで待て ❌ ボリュームを無視 - ボリュームなしのブレイクは偽物 ❌ ターゲットの欲張り - 測定値に従え、欲を出すな ❌ すべてのウェッジを取引 - 基準を満たさないものは避ける ❌ 損切りを動かす - 一度決めたら動かすな

勝つための秘訣

1. 時間足の組み合わせ

• 日足でウェッジを確認 → 1時間足でエントリー

2. 複数の根拠を重ねる

• ウェッジ + ボリューム + RSI ダイバージェンス = 高勝率

3. マネーマネジメント

• 1トレードで資金の2%以上をリスクにさらすな

4. 記録をつける

• 毎トレード記録して改善する

結論

下降ウェッジは「売り圧力が弱まった」という市場心理を可視化したパターン。確認されたブレイクアウト、ボリュームの増加、複数のインディケーターの組み合わせで、かなり信頼性の高いトレードが成立する。

焦らず、ルールを守り、毎回同じ手順を踏めば、このパターンだけで月5-10%のリターンは十分可能。規律あるトレーダーが最後に勝つ。