JPMorgan：MicroStrategyは主要な指数から除外されるリスクがある

出典：CritpoTendencia 原題：JPMorgan：Strategyが主要インデックスから除外されるリスク オリジナルリンク：

米大手銀行JPMorganのアナリストは、MicroStrategyが株価下落により重大なリスクに直面していると警告しています。同社の評価額の縮小により、現在組み入れられている複数の株価指数から除外される可能性があります。その結果、マイケル・セイラー氏の会社は、これらの指数を追随するファンドからの大幅な資金調達手段を失う恐れがあります。

ニコラオス・パニギルツォグルー氏率いるストラテジストによれば、主な問題はMicroStrategyの株価がビットコインの下落ペースを上回って急落している点にあります。専門家は、同社がMSCIから除外された場合、数十億ドルを失う可能性があると指摘しています。

市場が過大評価とみなすプレミアムバリュエーションは、急激な調整に直面しています。最近の下落は、主要インデックスから除外される可能性に対する不安の高まりを反映しています。

現在、セイラー氏の会社はMSCI USA、MSCI World、Nasdaq 100の構成銘柄です。数カ月前にはS&P 500への採用も目前でしたが、最終的には選ばれませんでした。JPMorganのアナリストは、この下落傾向が続けば、MicroStrategyがこれらのグローバルインデックスから除外される現実的なリスクがあると主張しています。

JPMorganによると、MicroStrategyは数十億ドルを失う可能性

同行のストラテジストによれば、インデックスからの除外はMicroStrategyに深刻な影響をもたらすと見ています。同社の時価総額約500億ドルのうち、約90億ドルがインデックスを追随するパッシブファンドによるものです。

レポートでは、これらのインデックスへの組み入れが、同社のBTC蓄積戦略の主な資金調達源となっていることが強調されています。また、パッシブ投資を通じて機関投資家や個人投資家のポートフォリオにBTCを届ける手段でもありました。逆に除外となれば、その流入の多くが逆転することになります。

JPMorganの予測によると、MicroStrategyがMSCIから除外された場合、直接的な損失は約28億ドルにのぼる見込みです。しかし、他のインデックスプロバイダーも同様の決定をした場合、流出額は110億ドルを超える可能性があります。これにより、同社は継続的なBTC買い戦略を維持するのが困難な状況に追い込まれるでしょう。

MSCIの次回アップデートは2026年1月15日に予定されています。期日が近づくにつれ、ビットコインとMicroStrategyの株価が共に低迷したままであれば、除外の可能性が高まります。JPMorganのアナリストは、これが同社にとって大きな問題となる恐れがあると警告しています。