今週の相場、いよいよ結果が出るかもしれません。

スケジュールを見れば一目瞭然——FRB（米連邦準備制度）、カナダ中銀、豪州中銀、スイス中銀、これらすべてが今週数日の間に金利決定を発表します。さらに水曜日には中国でCPIと社会融資総量の発表もあるので、ビットコインやイーサリアムが大人しくしていられるはずがありません。

要するに、やはりFRB（米連邦準備制度）に注目するしかありません。

もしタカ派的な姿勢が強ければ、米ドルが上昇し、暗号資産市場は大きな圧力を受ける可能性が高いです。しかし、もしハト派的なシグナルが出たり、経済指標が予想を下回ったりすれば、資金がこちら側に流れ込む可能性も十分にあります。一波の上昇もあり得ない話ではありません。

だから、これから数日は、ゆっくりとした小さな値動きというより、方向性を決める節目となりそうです。

どう対応すればよいのでしょうか？

すでにポジションが重い場合は、無理をせず、一部を利確して余力を持っておくのが良いでしょう。予想外の事態への備えです。

チャンスを掴みたい人は、データが発表されてから動くのがベストです。結果が出る前に憶測で動くのは避けましょう。

一番大事なのは：全力投資せず、一点賭けもしないこと。相場の変化の速さはご存知の通りです。

今週はとにかくデータ次第。方向性がはっきりするまでは、速く稼ぐことより生き残ることの方が大切です。