深夜3時に携帯が震えた。深圳の友人、小林からの救援メッセージで、緊迫した口調：「姐、俺の12,000元のアカウントが終わった。全額を3倍の空売りにして、わずか4ポイント上がっただけで元本がなくなった。こんなのあり得るか？」

取引履歴を開くと、12,000元を無保留で全部突っ込んでいて、ストップロスも設定していない—この操作には思わず頭を振った。

初心者にはよくある誤解だが、「全額を突っ込めば変動に耐えられる」と思いがちだが、実際には全額はブレーキのない車のようなもので、ちょっとした風や草の揺れでひっくり返る。分散しているときよりも爆死のスピードはずっと速い。

**全額爆死の根本的な原因は、レバレッジの高さではなく、ポジションの占有比率が高すぎることにある。**

例を挙げると、1万元のアカウントで8000元を使って3倍レバレッジをかけると、相場が逆方向に3.5%動いただけで即爆死だ。しかし、1000元だけを使って3倍レバレッジをかければ、たとえ25%の変動があっても元本は堅固なままだ。小林は全財産を突っ込んで、3倍レバレッジでこの程度の上昇に耐えられなかった。

実は、全額を使っても安定して利益を出すことは可能だ。私は半年以上実践して、次の3つの原則を守った結果、一度も爆死せず、アカウントはむしろ着実に増え続けている。小林にこれを話したら、やっと理解した様子だった。

**第一の原則：一回の投資は資本金の8%以内に抑える。** 12,000元のアカウントなら、一回の取引は最大960元まで。ストップロスを設定しても、損失は氷山の一角に過ぎず、アカウントが一気に消えることはない。

**第二の原則：一回の損失は1.5%を超えない。** 例えば960元で3倍レバレッジをかけ、事前に1%のストップロスを設定すれば、最大損失は28元余り、総資本金の0.24%にすぎない。リスクは完全にコントロールできる範囲内だ。

**第三の原則：レンジ相場では絶対に全額を使わない。** 相場に明確な方向性が見えないときは、絶対に全額投入しない。週足のシグナルがはっきりしてからエントリーし、短期の変動に惑わされてポジションを増やさない。

以前の受講者、小吴は毎月全額爆死してアカウントを空にしていたが、この3つの原則を2ヶ月守った結果、6000元のアカウントが徐々に7800元に増えた。彼の言葉はこうだ：「以前は全額を賭けるのは一発勝負だと思っていた。でも今はわかった。全額はまず『生き残る』ことが最優先で、その上で利益を狙うものだと。」

要するに、取引において「意味不明な爆死」はほとんどない。大半はルールを守らなかったからだ。全額を使うこと自体は悪くないが、ギャンブルのように扱わず、原則に従って誠実に運用すれば、リスクをコントロールできたときにこそ、安心して利益を得られるのだ。