深夜2時の一通の音声通話、友人の声には絶望が満ちていた：「アカウントが一瞬でなくなったの？10倍レバレッジをかけたばかりなのに。」取引履歴を開くと、9500Uの元本をすべて投入し、フルポジション、10倍レバレッジ、ストップロス設定なし。これはレバレッジの問題ではない、まさに資金を火に投げ入れる行為だ。

多くのトレーダーは誤解している：全ポジションは最も耐性のある操作方法だと。実際は全く逆——全ポジションの使い方を誤ると、最も早く死ぬ。

**爆損の真実は非常にシンプル：レバレッジが原因ではなく、ポジションが重すぎることだ。**

計算してみればすぐにわかる。元本1000Uと仮定し、二つの開設方法を比較：

方法一：900Uで10倍レバレッジをかけると、相場が5%逆方向に動くだけでアカウントはゼロになる。
方法二：100Uで10倍レバレッジをかけると、逆方向に50%動かないと爆損しない。同じ10倍レバレッジでも、結果は天地の差だ。命取りなのはその倍率ではなく、一度に命を賭けるその狂気だ。

私が半年間ポジションを持ち続けて爆損しなかったのは、三つの鉄則を守っているから：

**第一、単一のポジションは常に総資金の20%を超えないこと。** これにより、一度の取引で完全に損失しても、全体の資金に傷はつかない。

**第二、最大損失は総資金の3%以内に抑えること。** ストップロスは建てるときに設定し、相場が逆行しても慌てて手動で調整しない。

**第三、レンジ相場では絶対に動かず、利益が出ても無闇に増額せず、感情に左右されないこと。** これが最も難しく、最も重要だ。

全ポジションの本当の意味は、全額を賭けて逆転することではなく、命を守ること——市場の変動に耐えられるようにすることだ。これはリスクの緩衝材であり、一夜で富を築くボタンではない。

少額で試行錯誤し、厳格にストップロスを守り、取引ルールを死守することこそが、仮想通貨界で長く生き残る方法だ。すべてのレバレッジが使えるわけではない、使い方次第だ。ポジションをコントロールする、それが本当の腕前だ。