多くの新規トレーダーには共通の問題があります——チャートを開いた瞬間から落ち着きがなくなり、K線の上下動を見るとすぐに注文を出したくなる。市場のチャンスを逃すのが怖いからです。でも、それこそが最も簡単に損失を出す始まりです。

私自身もこの落とし穴にハマったことがあります。その頃は何もわからず、価格の動きに緊張し、動かないことが損失だと感じていました。後になって気づいたのは、ビットコインや金のような高ボラティリティ資産の短期取引において、最も重要なのはスピードではなく、正しい動き方だということです。

**核心的なロジックは実は非常にシンプルです：市場のリズムにしっかりついていきつつ、節度を持つこと。** 短期取引は1分、5分、15分といった小さな時間枠の価格変動に依存しますが、すべての変動を追う必要はありません。ツールに欲張らず、K線の形状、移動平均線、出来高の3つに絞れば十分です。

エントリー後は、速攻で決着をつける原則を忘れずに——利益目標は3ドルから8ドルの間に設定し、損切りは厳格に1ドルから3ドルに固定します。これはケチるためではなく、命を守るためです。1回の損失が2ドルを超えたらすぐに損切りし、「耐えれば戻る」と考えないこと。そうしないと短期取引が中期取引に変わり、リスクが全く異なってきます。

**時間帯の選び方も非常に重要です。** ロンドン市場のオープンは金や主要通貨の動きが最も激しい時間帯であり、短期取引の黄金時間です。ただし、逆に言えば、経済指標の発表前の5分間は避けるべきです——非農業部門雇用者数やCPIなどのイベントが出ると、スプレッドが激しく拡大し、スリッページが利益を食いつぶすのは簡単です。

もう一つ見落としがちなポイントは、短期取引をしていても1時間足の大きな流れを確認しておくことです。例えば、1時間のEMAが上向きなら、買いだけを狙い、逆張りは避けるべきです。短期取引だからといって無思慮に操作してはいけません。大きな流れを誤ると、どんなに速い手でも救えません。

最後に、過度な取引は避けましょう。1日に行う取引は5回以内に抑え、ほとんどの時間は様子見をするのが良いです。これは退屈に思えるかもしれませんが、実はこれが最も確実に稼ぐリズムです。

データが示す通り：短期取引の成功率は通常55%から65%の間です。半分を少し超える程度です。しかし、重要なのはリスクリワード比です——例えば、5ドル稼いで3ドル損するといった戦略を長期的に続ければ、安定したプラス収益になります。この比率は1.5:1を超えることが意味があります。

初心者にはまずデモ口座で戦略を実践し、安定してきたら本番に移ることをおすすめします。金や暗号資産の短期取引はまるで刃の上を舞うようなものであり、規律こそが唯一の防具です。