ブラックロックがステーキング型イーサリアムETF「ETHB」を発売し、初日の取引高は1,550万ドル、規模は1億ドルを超え、ステーキング収益は月次で分配されることで、機関投資家の新たな参加モデルが始まった。
資産運用大手のブラックロック(BlackRock)は先週木曜日、「iSharesステーキング型イーサリアム信託ETF(ETHB)」をリリースし、上場初日から好調な成績を収め、1日あたりの取引額は1,550万ドルを超え、イーサリアムエコシステムへの機関資金の参入に新たなマイルストーンを打ち立てた。
ブルームバーグ(Bloomberg)のETF分析師ジェームズ・セイフェルト(James Seyffart)は、X(旧Twitter)上の投稿で、「現在、ほとんどの取引は完了しており、取引額は1,550万ドルに達している」と述べた。
彼はさらに、初日上場のETF新規銘柄にとってこれは「非常に堅実なスタート」と断言した。また、早くもETHBの上場時点での資産規模は1億ドルを超えていることも明らかにした。
出典:X/@JSeyff
ETHBはブラックロック傘下の3番目の暗号資産ETFであり、同社初のステーキングメカニズムをETF構造に取り入れた商品でもある。
具体的には、ETHBはイーサリアムの現物を直接保有し、その一部をステーキングに投入する。つまり、投資家はイーサリアムの価格変動に直接参加できるだけでなく、ステーキングによる報酬も追加で享受できる。
実際、ブラックロックは2025年には「ステーキング型暗号資産ETF」への参入を狙っていることを示唆していた。米証券取引委員会(SEC)に提出された最新版のS-1登録声明書によると、ETHBの上場準備のために、今年2月には市場で大規模にイーサリアムを買い集め、積極的にストックしていた。
具体的な運用方法としては、正常な市場環境下で、ETHBは保有するイーサリアムの70%から95%をステーキングに投入し、残りの5%から30%を保持して、ファンドの申請・解約や日常の流動性ニーズを維持する。
投資家が最も関心を持つ「収益分配メカニズム」については、約82%のステーキング収益が月次でETFの保有者に分配され、残りの18%は発行者と執行代理機関に配分される。
費用面では、ETHBの年間管理費は0.25%に設定されているが、上場初年度は資産規模が25億ドルを超えない限り、投資家は0.12%の「期間限定割引料金」を享受できる。