2026年7月16日12:30-12:45(UTC)、BTC 15分足のローソク足は下落し0.46%、価格は63869.5-64215.4 USDTの範囲まで下落し、値幅は0.54%。過去24時間の累計では約1.80%下落し、$65,600の高値から$63,993付近まで下げたが、板の買いの厚みは売りを上回っており、短期の売り圧力はすでに緩和しつつある。
今回の変動の主な原動力は、米国とイランの軍事衝突が急激に激化したことだ。米軍はイランに対して7時間にわたる密集した空爆を実施し、攻撃範囲は初めてテヘラン周辺まで拡大した。ホルムズ海峡は「制限があるうえに非常に緊張した状態」にあり、世界のエネルギー供給網に途絶のリスクが迫っている。原油価格は$71.51/バレルまで急騰し、インフレ期待が再燃。金は$4,000を上回って安全資産としての価格付けを維持しているが、BTCは「デジタル・ゴールド」としての一貫した安全資産需要がまだ形成されておらず、短期的には圧力がかかって調整しやすい。
一方、米ドル指数は2日連続で弱含み、累計で約0.8%下落した。6月のPPIは前月比で0.30%下落しており、本来はリスク資産に追い風のはずだったが、地政学的不確実性に加え、米連邦準備制度の政策シグナルが不明瞭(ベージブックではインフレが依然として課題であることが示され、議長Warshは重要な問題を回避)であることが、リスク資産の反発の勢いを抑えた。ETFの資金フローは粘りがあり、1日あたりの純流入は1億8000万ドル($1.08億)、ブラックロックのIBITが純流入8008万2000ドル($8,082万)でトップ。機関投資家側にパニックによる持ち出しは見られない。板のデータでは売買の厚み比が1.76で買いが優勢。$63,993.4には0.9173BTCの大型買い注文の壁があり(上位5枚の買い注文合計の95.1%を占める)、短期の下側サポートは強い。
現在は米国とイランの情勢の推移に注目する必要がある。もしホルムズ海峡が全面封鎖となって原油価格がさらに急騰すれば、より大きな規模でリスク資産の投げ売りが引き起こされる可能性がある。逆に停戦が成立すれば、リスク選好は速やかに回復する見込みだ。下側サポートは$63,855(24時間安値)、上側の抵抗は$65,600(24時間高値)。ETFの資金フロー、米ドル指数、原油価格の連動を継続して監視し、板の流動性不足によって価格が飛ぶ(ギャップする)リスクに警戒することが推奨される。