カナダの6月CPIは前年比2.8%上昇、原油価格の安定で市場予想を下回る

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カナダ統計局は7月20日(現地時間)に、カナダの消費者物価指数(CPI)が6月に前年比で2.8%上昇したと報告した。市場予想の2.9%を下回り、5月の3.2%からは0.4ポイント低下した。下落の要因として、米国とイランの停戦の覚書(MOU)に続いて国際原油価格が安定したことが挙げられた。ガソリン価格は依然として前年同月比で20.5%高いものの、外交交渉が進み原油市場への圧力が和らいだことで、前月比では10.2%下落した。カナダ銀行の重視するコアインフレ指標である中央値CPI(1.9%)とトリム平均CPI(1.8%)のいずれも、5月から0.2ポイント低下し、基調的な物価上昇圧力が緩やかになっていることを示した。

ガソリン価格は前年比では上昇でも、前月比では下落

ガソリン価格は6月に前年比で20.5%上昇し、5月の33.2%上昇から減速した。カナダ統計局は「中東の紛争の影響でガソリン価格は高止まりしているものの、外交交渉と一時的な停戦合意により6月に国際原油価格が安定し、その結果、前月比では10.2%の下落となった」と述べた。この時期は、敵対行為を終わらせるための米国とイランのMOU署名と重なり、国際原油市場が落ち着いた。変動の大きいガソリン成分を除くCPIは2.2%上昇し、5月からは変わらなかった。

北米ワールドカップが旅行サービス価格の上昇を押し上げ

旅行関連サービスの価格は、北米ワールドカップに関連して大幅に上昇した。旅行者向け宿泊費は10.2%上昇し、5月の2.5%上昇から急加速した。急増する旅行需要を背景に、乗用車レンタル価格は6.8%上昇した。航空運賃は9.6%上がり、カナダ統計局のデータによれば2023年2月以来の高い伸びとなった。

コア・インフレ指標はさらなる減速を示す

カナダ銀行の重視するコアインフレの指標はいずれも、6月に低下した。中央値CPIは1.9%上昇し、5月の2.1%から0.2ポイント低下した。トリム平均CPIは1.8%上昇したものの、前月からも0.2ポイント低下している。BMOエコノミクスのマネージング・ディレクター、ベンジャミン・ライツェスは「ヘッドラインのインフレは目標を上回ったままだが、基調的な物価上昇圧力は中程度で減速している」と述べ、カナダ銀行が「様子見の姿勢を取るのに十分な余地がある」ことを付け加えた。

USD/CADはCPI発表後に上昇

CPIの発表を受けて、政策金利の引き上げ期待が後退し、USD/CADは上げ幅を拡大した。7月20日午前11時時点でUSD/CADは1カナダドル=1.4057カナダドルで取引されており、前のセッションから0.0047カナダドル(0.335%)上昇した。

FAQ

カナダの6月CPIのインフレ率は?
カナダ統計局のデータによると、カナダの消費者物価指数は6月に前年比2.8%上昇した。これは7月20日(現地時間)に公表されたデータで、市場予想の2.9%を下回り、5月の3.2%からは0.4ポイントの下落となった。

なぜカナダのインフレ率は6月に低下したのか?
低下の主な要因は、米国とイランの停戦の覚書(MOU)署名後に国際原油価格が安定したことだ。ガソリン価格は依然として前年同月比で20.5%高い一方、外交交渉や一時的な停戦合意によって原油市場が落ち着いたことで、前月比では10.2%下落した。

北米ワールドカップ期間の旅行価格はどうだった?
旅行関連サービスは、北米ワールドカップに関連して大幅に上昇した。旅行者向け宿泊費は10.2%(5月の2.5%から上昇)上がり、乗用車レンタルは6.8%上昇し、航空運賃は9.6%上昇した。航空運賃の伸びは2023年2月以来の最高水準となった。

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