Mono Technologiesの創業者Tomaž Zaman氏によると、同社のフラッグシップルーター開発キット向け8GB Micron DRAMの調達コストは35ドルから300ドルに急騰し、AIインフラの拡大がグローバルなDRAM供給を圧迫する中で8倍の増加となった。
このスロベニアのハードウェアスタートアップは、1,300件の顧客からの預金が未処理の状態で、製品価格を600ドルから900~1,000ドルに引き上げるか、メモリ容量を75%削減するかのジレンマに直面している。
民生用DRAMの契約価格は前年比260%以上急騰しており、これは主要なチップメーカーが先進DRAM容量の40%以上をHBMおよびデータセンター製品向けに振り向けているためである。
大手テクノロジー企業は、価格決定力を通じてコスト急騰を吸収している。
AppleのCEOティム・クック氏はこの不足を「世紀に一度の洪水」と表現し、MacとiPadの価格を引き上げた。またマイクロソフトは、メモリとストレージのコストがほぼ3倍になったことを理由に、Xbox Series Sを100ドル値上げした。
長期供給契約や価格柔軟性を欠く中小メーカーにとって、メモリ危機は存続を脅かす圧迫となる。
Micronなどのメモリメーカーは異常な利益率を確保しており、粗利益は39%から85%に急上昇し、DRAMの平均販売価格は年率260%以上上昇している。